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青墓連合自治会

●国指定遺跡  昼飯大塚古墳(平成12年9月6日史跡指定)(市の広報課・文化振興課資料より)  

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●古墳の概要

昼飯大塚古墳は後円部・前方部ともに3段で築かれ、その全長は約150m、後円部径96m、高さ13m、前方部の長さ約54m、前端幅約82mという大きさを誇ります。現在は第1段目にあたる下段が周壕とともに埋まっています。後円部の頂上には直径20mでめぐる埴輪列のほか、家・靫・盾・蓋・甲冑形などの形象埴輪、勾玉・菅玉・算盤玉・臼玉・棗玉やガラス玉などの玉類、笊形土器・土製品などが見つかっています。これらは当時の葬送の際に使われたものと考えられています。古墳は明治年間に盗掘を受けました。
その盗掘坑からは、長さが4.5m、幅が1.2〜0.8mの竪穴式石室が発掘調査において確認されています。石室の横には粘土槨も見つかり、2つがほぼ同時に埋められたことがわかっています。石室の中に副葬された内容は正確にはわかりませんが、盗掘坑からは滑石製 と碧玉製の石釧、坩形・刀子形・斧形の滑石製模造品、玉類や鉄器片が出土しています。また、石室や粘土槨がつくられた墓壙内 には、鉄剣や鉄刀、鉄製農工具類が埋められていました。以上のような墳丘の特徴と出土遺物から昼飯大塚古墳がつくられた年代 は約1600年前の4世紀後半頃と思われます。昼飯大塚古墳の大きさは岐阜県のみならず東海地方において最大級であり、東海 地方の古墳時代の政治・社会を考える上できわめて重要な古墳と言えます。

(岐阜県大垣市教育委員会文化振興課・掲載資料/平成12年9月1日現在の資料より)

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