介護塾


薬剤師の立場から


掲示板投稿記事 2002/8

輸入痩身健康食品に対する日本薬剤師会の声明   田丸 敏弘

最近、新聞等で問題になっている中国製痩身健康食品に対するわれわれ薬剤師の考え方を広く知って頂きたく、投稿しました。
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大垣市薬剤師会 常務理事田丸敏弘でした。

PS、今年も大垣市主催の健康祭のイベントが近づいて参りました。薬剤師会は今年も、薬草弁当などを開催します。

関係ホームページ     http://www.nichiyaku.or.jp/news/n020807.html



治療を含めた薬物療法(お薬を使用して病気を治療することなど)で効果を期待し治療が進んで健康になることを期待して医療はあるはずです。しかし、現実は医者任せの医療がまかり通っていると言われています。
医療は患者のためにある、だから患者中心で行われるのが常識と考えないといけないと言っているのが厚生省であり今の厚生労働省であります。つまり、治療は患者が自ら決定することです。
薬物療法は適切なくすりを選択し量を決定したうえで投薬を守っていただくことが、適正で治療効果を最大限に上げるために行われます。だから、適切に服用などをしなけるば効果が期待できない、逆に副作用と言われることが起きたりすると考えてください。
これは、自分に行われている医療があたかも医師のために服用するのだと勘違いをしいる節があるのもひとつの要因ではないでしょうか?だから、自分はどんな病名でどんな薬剤をどのようなタイミングで服用すると最大限に効果が出るかを医師から聞いて納得して治療をすることは患者の義務であり権利であります。(インフォームド・コンセント) しかし、自分の生活リズムと服用が一致しないから服用をしっかりとできないとか言う話などもあります。だからといって、飲まなくても良いと言う事にはなりませんね。では服用する時間を変えるとどうでしょうか?これらの相談も医師とも話し合いが必要ですね。
また、稀にではありますが副作用が出て困っている人もいます。そのことを医師に連絡せずに服用を止めている患者もいます。医師は効き目がないということでドンドンと強力な薬剤に変更したり、量を増やしたりします。

このようなことがないようにするためにも治療は(医療)、患者中心であるという自覚で医師にどんな些細なことでも相談できるようにしましょう。実際は医師に嫌われないかとか相談すると怒られないかとか考えてしまい、おきざりになっているのが大垣市の現状ですね。

そこでこのようなことが起こらないようにするのも薬剤師の仕事なのです。
お薬で、悩んでいる人は一度お近くの薬局(基準薬局看板のある)にお尋ねしてください。
対応が悪かったりしたらお教えて下さい。薬剤師会から注意をしますので・・・。

県薬剤師会大垣支部常務理事&県小売商組大垣支部長&大垣薬業組合長 ・・・・・

      田 丸 敏 弘  E-mail toshimac@crest.ocn.ne.jp 


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